憧れの外車オーナーになる前に知っておきましょう、こんな事やあんな事
世界規模で評価されている安心な日本車ブランドがあるにもかかわらず、日本では外車(輸入車)を選んで購入する人が少なくありません。
一流ブランドの鞄や時計を身に付けるのと同じように、外車はただの車ではなく、特別なブランドものとして扱われています。
そこには日本人お得意の「ブランド神話」があり、「欧米の伝統ある自動車メーカー=良いもの」という図式が成り立っているのでしょう。
確かにヨーローッパにおける自動車文化は日本に比べて古く歴史あるもので、「名車」と言われる車が数多く作られて来ました。
しかしそれはその国にあった自動車開発であり、その土地にあった進化の仕方をしてきたものです。
外車はすぐ壊れる、と言われるのはそのお国柄の出た製造法、そして日本の高温多湿の風土と、普段エンジンを回しきれない道路事情に大いに起因します。
今でこそウルサイ日本ユーザー向けに「日本向け仕様」の外車が輸入されて、トラブルも格段に減ってはきています。
それでも外車オーナーは、特に外車の中古車を購入したオーナーはマイナートラブルへの対処と、日本車にかかるより高額な維持費を背負えるだけの懐の深さも必要である事はお忘れなく。
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外車の安全基準は優れています。
特にスウェーデンやドイツの車の衝突時の安全性は高く、死亡事故が少ないのもその要因ではないでしょうか。
過去日本のメーカーは欧米の車産業に追いつく為、加速性能や馬力、見栄えだけを優先した車を作り続けてきました。
片やヨーロッパの車メーカーは、数十年以上前から安全性に配慮した車を生産してきています。
それはカーレースへの参加による試行錯誤であり、車は一道具で人命が一番であると言う揺るぎない前提があっての車開発にあります。
エンジン音一つとってみても、日本車に比べて外車のエンジン音が大きいのは歩行者の為です。
車が近づく音を早く歩行者に分からせる為、外車は無駄にエンジン音を抑えたりしません。
ドアミラーも少し当たっただけで外れるようにしてあるのも歩行者の為です。
ドアミラーが簡単に外れるなんて許せないという国産車ユーザーには考えられない事でしょうが、ぶつかられた歩行者の立場を想定するとどちらが人に優しい車でしょうか?
日本車は運転者の立場を主に考慮して作られていますが、ヨーロッパの車は歩行者の立場も考慮に入れて作られているという根本的な視点の違いを分かっていて欲しいものです。
初めて外車を購入しようと言う方は、車種が決まればショップ選びに気を配って下さい。
馴染みにしているショップが無い場合は、近場の正規の輸入販売店を選ぶのが無難でしょう。
もし何年も外車の輸入販売をしているショップがあれば、そちらのほうが細かいメンテナンスに詳しいかも知れません。
大手ディーラーだからといって致せり尽くせりとも限らず、かえって横柄な態度で対応される事がままあるようです。
インターネットや車雑誌で目星をつけて、実際お店の対応を見てみるのも重要です。
大切なのはアフターサービスのしっかりした外車販売店を選ぶことです。
また、外車のメンテナンスには費用がかかることを知っておきましょう。
修理箇所によっては部品の取り寄せに時間がかかる車もあります。
どんなトラブルが起こり易いかは車種によって違うので、事前にユーザー情報を集めて対処できるかどうか調べておきましょう。
特に外車の中古車は、オーナーになってからの維持費が高くつく事もありますので、よくその車の履歴を調べて購入するようにしましょう。
オーナーが短期間で何度も変わっているような外車は、どこかに問題を抱えていることがありますから要注意です。
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